NY株・ドルが大きく下落してドバイ株がどうなるか？

まず、基本的なことを書いてみます。
普通NY株が下落するとほかの株も下落していますが、中東に関しては相関性が低いことはわかっています。ただ、ドル安なんですが、これはどうなるかということなんですが・・・

まず、ドル安はインフレをかなり誘発します。
通常景気のいい国は、通貨が上がって、株も上がるし、不動産も上がるという現象になります。
ところが、ドルペッグだと、通貨安になるので、インフレがかなり強くなります。これは、経済にとってよくありません。
それを解決するために、切り上げを早期に行われるようなので、それに期待をしたいです。

ですが、年間2～3％程度の上昇なら、このドルの下落を吸収できませんので、クウェートのように対ドルで6％ぐらいの上昇は必要だろうと思います。

ドル円ベースで言えば、100円を切って80円を割り込んで60円に向かうような展開になるのではないかと勝手に思っています。
このドル安は、すでに2000年からスタートして、ここ最近は最安値を割り込んでから、注目されるようになっています。

ドル円120円あたりでディルハムに替えた人は、現在20％の減価を起こしているので相当きついはずです。僕は再三警告していましたが・・・
ただし、株価がその時点から5割ほど上昇しているので、円ベースで評価すると、1.5×0.8=1.2なので、円換算で100万円が120万円になった計算です。

ただ、そろそろペッグを解消するでしょうから、そうなれば、為替差損を解消されてくるかもしれません。

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