ドバイ、アブダビ、GCC、MENAの株式投資とIPOの投資のためのプロジェクトや銘柄の話題など。また僕自身のトレード内容も紹介しています。証券会社も紹介。
中東の通過はドルペッグですが、物資はユーロ圏から調達していたので、ユーロドルの上昇はインフレになるし、コストがかかるというマイナス面がありました。
ところが、ユーロドルの大幅下落が始まろうとしている今、中東にとってインフレの緩和に大きく役立つと思われます。
これが景気に対してどの程度のプラスとなって、下支えになるかは今のところわかりませんが、内需の下支えには大きく役立つものと思われます。
言うまでもなく、株の下落はまだまだ継続するので、細かな話より、大局観として景気後退局面として理解すべきところと思います。
今の世界で一人勝ちはありえません。今は、サバイバル時代なのです。企業だけでなく、国も生き残れるかどうかという時代なのです。
今の下落を単なる調整と考えるのは見当違いで、今まさしく歴史に残る大暴落が起きている、その真っ最中なのだと理解すべきです。
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最近のインフレ激化で通貨統合が早まる可能性がありそうですが、彼らは今までドルにペッグしていればそれで面倒なことはなかったわけですけれども、ここ最近のドルの下落と、インフレでこのままではまずいと考えるようになりつつあるのではないかと思います。
国内のインフレが強まれば、通常なら利上げをして通貨が上昇すればその分インフレは抑えられるけれども、ドル安とインフレでは、ダブルパンチなので、手を打つ必要があるのではないかと思います。
もしかすると、通貨高によって一時的な不況になるとか、ドルの大幅な下落でドル資産の目減りが起きるため、躊躇しているの可能性は十分ありえそうです。
ところが、時代の要請は通貨のペッグ廃止なので、もはや時間の問題ではないかと思います。
スタンダードチャータード銀行、アラブ首長国連邦通貨のUAEディルハム預金を取り扱い開始
日経プレスリリース
本年2月25日にはSGアラブ株式ファンドを発売、そして今回のUAE ディルハム預金です。米ドルペッグ制からの離脱か、連動バスケット制への移行か、様々な議論が ...
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興味深いニュースです。イギリスでもディルハムの預金ができて、スタンダードチャータードでも預金ができるようになっているというのは、将来を見込んでいるんでしょう。
2010年は激変の年になるのは間違いなさそうです。それまでに、徐々に経済圏を強固なものにしてくる可能性があるかもしれませんね。
ただ、過剰な期待をしないで冷静に対応した方がいいかもしれません。
対ドルペッグ制の廃止や通貨切り上げの計画はない=UAE中銀総裁
[アブダビ 7日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行のスウェイディ総裁は7日、当地で記者団に対し、対ドルペッグ制を廃止したり、通貨ディルハムの対ドル相場を切り上げる計画はないと表明した。・・・
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2010年の通貨統合は予定通り行われるということで、これは好材料ですね。でも、今は、切り上げもペッグ廃止も考えにないとのことですが、本音は『あります』って。
今もし、ドルペッグ廃止を視野に入れているとか、切り上げを視野に入れているなんてことを言ったら何が起きるのか冷静になって考える必要があると思います。
ドル下の下落はドルを保有している国にとって国益ではないし、まして、ドルの急激な下落はアメリカにとっても国益ではありません。すでに、インフレが増大してコントロールを失っている危険性は高いです。
世界的なコンセンサスは、ドルのジリ安ですので、これがその通りになれば良いですけれども、今のFRBの政策は、マネーサプライを非公開にしている時点で非常に危険だと考えていますので、どこかの段階で、ドルのペッグ廃止か、大幅な切り上げは余儀なくされるはずです。
散々常識的な判断をということを書いてきましたが、特に通貨に関しては、妙な煽り系に乗せられないことが重要だと思います。
新ドル発行が現実味を帯びていることもあるので、どこでどういう動きになるのかは今は憶測の域を脱し得ないと思います。
いずれにしても、2010年には激変が起きる予感はしています。
ディルハムの切り上げも、ペッグ廃止に関してもノーコメントですが、言葉尻を捉えるなら、『現時点では』というのがキーワードになっていると思います。
つまり、『現時点では決められない』のか、『現時点では決めない』のか、『現時点ではリスクが高い』のか、『現時点では発表できない』のかなど、それらを知るためには、総裁の言葉尻を捉えてゆくしかありません。
何であろうと、中長期的には切り上げは必須です。ペッグ廃止に関しては、やはり湾岸通貨流通とどうするかだけですね。
事情が日本とは違うことを考慮しないと思うので、過剰な期待をしないで常識的なラインで考えておく必要があろうかと思います。
現時点では、『ペッグ維持』、『切り上げは当面ない』というラインで戦略を練る必要があると思います。
ドル円100円でディルハム円27円
ドル円80円でディルハム円21.6円
ドル円60円でディルハム円16.2円
ドル円が60円というのは、GMの会長さんだったかな? がコメントしていましたが・・・それはアメリカの期待だけで、実際はそこが適正だとは思いません。やはり80円あたりが相場の中間点になろうかと思います。
つまり、UAEが現状維持をするなら20円を想定する必要があるということではないでしょうか。その後、湾岸通貨設立になれば、それはそのときに切り上げやペッグ廃止などが行えるのではないでしょうか。
現時点で、具体的なコメントを控えているのは当然のことで、この危機的な状況下でドルを売り叩くような発言は絶対にできないわけです。しかし、ドルが底を打ったと見れば、次の展開に進めるのはないかと思っています。
常識的なラインで物事を見てみました。
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福富次郎
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55
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男性
誕生日:
1969/11/02
自己紹介:
個人投資家です。もともとサラリーマンでしたが、転職しました。
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